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ぺリンガー社製シュランケンカーフについてWEB上で確認いたしまして、柔軟性と丈夫さのバランスの取れた革と思われます。
新品時は特に、ツヤがあまりない革ですのでツヤの出やすいクリームよりもトリートメントオイル配合の防水スプレーでのお手入れがおすすめです。また、シボは汚れをためやすいので汚れ落としもご紹介します。
新品時
革は水に弱いため、使い始めに防水スプレーをかけて保護します。
また防水スプレーをかけることで、汚れが付きにくく、付いても落としやすくなります。
防水と油分補給が同時にできる、「1909シュプリームプロテクトスプレー」がおすすめです。
(防水、トリートメントオイル、速乾、防水と油分補給が同時にできる)
防水スプレーは通常、スプレーし乾燥した後に乾拭きで磨いて仕上げますが、ツヤをあまり出さずに仕上げたい場合は乾拭き無しで仕上げます。
シュランケンカーフもツヤを抑えた仕上げのようですので、乾拭き無しの仕上げでよいと思われます。
基本のお手入れ
①馬毛ブラシでブラッシング
②(必要ならクリーニング)
③トリートメントオイル入り防水スプレー油分補給
④(長く使用し乾燥が気になったらクリームで油分補給)③④の順は逆でも大丈夫です
クリーニング
馬毛ブラシでブラッシング後、「レザーソープ」(泡のクリーナー)を布に取ってクリーニングします。すすぎは必要ありません。シボの汚れが気になる場合は、泡を豚毛ブラシに取ってクリーニングすると落ちやすくなります。
防水
防水スプレーの効果は2~4週間程度で弱まるため、定期的にスプレーをかけ直します。
コロニルの防水スプレーは、素材の通気性を保ったまま防水ができ、浸透圧の関係で水は通さずクリームの油分は通す状態にできるため、一部商品を除き防水スプレーの後にクリームを塗ってもクリームを浸透させることができます。
ですが、この順序は逆でも全く問題なく、クリームの後にスプレーをかけても十分に効果を発揮します。
油分補給
時間の経過や、上記のクリーニング製品を使うと革の油分が不足します。肌と同じく、油分を補給することで潤いが戻ります。
汚れが気になる時は汚れを落としてから、あまり汚れていないようなら、ブラッシングのみしてから油分を補給します。
主にクリームのタイプと防水スプレーにオイルが配合されたものがあり、保湿力はクリームの方が上ですがスプレーですと防水と油分補給が一度にでき便利です。
クリームタイプ
「1909シュプリームクリームデラックス」
植物オイルを配合した革用クリーム。使用量目安は20~30cm四方に米粒1つです。
曲がる部分、縁部分など、乾燥しやすい部分・乾燥の気になる部分のみでもよいでしょう。
スプレータイプ
「1909シュプリームプロテクトスプレー」
仕上げ
このレザーの場合は不要ですが、ツヤのあるレザーの場合は馬毛ブラシ(はじめにブラッシングしたものと同じでOK)でブラッシングまたは布で乾拭きしてみがき仕上げます。
普段のご使用後
馬毛ブラシでブラッシングし、ホコリを落とします。
定期的に手入れされた革は、普段のお手入れはブラッシングのみで大丈夫です。
ご注意
革は天然素材のため、革の仕上げや個体差によってはシミ、色落ちの起こる場合がありますのでケア用品は目立たない箇所で試してから全体にお使いください。