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基本的に馬毛、山羊毛どちらでもホコリ落とし・仕上げ磨きともに問題なくお使いいただけます。
コードバンは、馬の尻の革の深層部のヌバックのように起毛した革を、起毛を潰す(寝かす)ように磨いてツヤを出した革です。
しかし、それなりに丈夫なので馬毛ブラシで傷が付いたり、寝かした起毛が起きてしまうことはなく、山羊毛よりも張りのある馬毛ブラシでも安心してお使いいただけます。
毛の特性を生かすのであれば、山羊毛は特に仕上げ磨きに適しており、クリームを塗った革の仕上げ磨きをしばらく行っていると、ブラシの山羊毛にクリームが薄く付き、さらに磨きやすくなります。
この特性を生かすのであれば、仕上げは山羊毛をおすすめしますし、クリームの残った山羊毛にホコリが付かないよう、ホコリ落としのブラシは分けることをおすすめします。
財布でしたら、ホコリ落としと仕上げ磨きは同じブラシで問題ありません。
靴などは、衛生面の観点からホコリ落としと仕上げ磨きを分けて使う方もいらっしゃいます。
仕上げ磨きにクリームの浸みた山羊毛ブラシを使われる場合は、ホコリ落としは分ける方がよろしいかと思います。