
物を使い捨てせず、手入れして美しく保ち使い続けること。それは、サステナビリティ(持続可能性)の第一歩です。
100年以上の歴史を持つコロニルは、これからもお客様のアイテムの寿命を延ばし、輝かせ続けるためには、品質と環境配慮を両立し、使い続けられる商品を、品質を落とさず作ることが使命であると考えます。
コロニルが推進する「PFC FREE(フッ素化合物不使用)」の取り組みは、「持続可能な物作りのために、今ある便利を手離す」私たちの決断です。
そもそもPFAS、PFC(フッ素化合物)とは?
PFAS、PFC=フッ素化合物は水や油を強く弾く、非常に便利な化合物です。1938年にデュポン社により発見され、フライパンや衣料など身の回りの多くの製品に役立ち、レザーケアの分野においても「素材を傷めにくい防水・防汚成分」として広く使用されてきました。
しかし近年、PFCの人体や環境への影響が懸念され、一部PFCの国際的な規制、アパレル、アウトドアメーカー等のフッ素フリー方針表明等もあり、関心が高まっています。
懸念の最大の理由は、PFCが生分解性に乏しく自然界で分解されにくい「永遠の化学物質」であるという点です。一度自然界に排出されると、土壌や海洋に半永久的に蓄積し続け、生態系や人体に悪影響を及ぼすリスクが懸念されています。
※PFAS、PFC、フッ素化合物は実用上ほぼ同じ意味で使われています。本記事では代表してPFCを使用します。
一部PFCの有害性と規制
PFCは1万以上の種類がありますが、その一部は近年、肝臓・脂質代謝・生殖機能等への影響、発がん性等の人体への有害性が懸念され残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)により規制が開始されました。
PFCの一種、PFOSとPFOAは優れた撥水性により広く利用されていましたが、PFOSは2009年、PFOAは2019年に国際的に廃絶対象となり、日本でもそれぞれ2010年、2021年に製造・輸入が禁止されました。
PFOS、PFOAの代替品として利用されたPFHxSも、2022年に国際的な規制対象となり、2024年より日本でも規制が開始されました。また、EUではさらに厳格なPFC全体への規制が準備されています。
PFCに頼らない新しいスタンダード
長い企業活動の中で、コロニルは目先の便利さよりも、将来の環境や人体への影響、そして企業としての継続利用への懸念を払拭することを重視していました。使用するPFCは長鎖を避けるなど慎重に選び、国際的に使用が禁止されたPFOS、PFOAは記録の残っている範囲数十年間よりも前から、PFHxSも規制開始の以前より使用していません。
規制されていない他のPFCについても、今後新たな懸念の発見や規制の可能性を見据えて、PFCからの脱却を目指し、コロニルは研究開発を重ねてきました。
そうして誕生したのが、PFCを一切使用しない「PFC FREE」のアイテムです。第一段階は、2024年春、比較的切り替えの容易なクリーム・ジェルなどをPFCフリー化しました。そして2025年、より切り替えの難しい防水スプレー類のPFCフリー化に踏み切ったのです。
※日本の切り替え年
コロニルのPFC FREEに求められるもの
PFC、フッ素化合物は、革など高級でデリケートな素材にシミなどを残さずに撥水効果を与えるために不可欠と思われた成分でした。撥水効果だけでなく、素材へ悪影響を与えないこと、通気性を損なわないこともPFCフリー化した商品には求められます。
コロニルのラボで研究・テストを重ねて合格判定を受けた改良品は、さらに日本国内で8種類の素材に対して厳格なテストを行いました。結果、従来のPFC配合製品と比較しても、撥水効果や素材への影響において性能差がないことが確認されています。
素材の通気性や風合いを損なわない確かな撥水パフォーマンス。その両方を満たしたケア用品だけが、コロニルの「PFC FREE」を名乗ることができます。
PFC FREEがもたらす3つの安心
1. 自然環境への配慮
分解されず環境に残り続けるフッ素化合物を自然界に排出しません。
2. 人体への安全性
フッ素化合物を使用者に摂取させる懸念を排除します。
3. 商品の継続と変わらぬ機能
PFCに頼らない最新のテクノロジーにより、PFC配合品と変わらぬ優れた商品をお客様へ提供し続けることができます。
選び取ることで、未来は変わる
今日、あなたが選ぶケア用品が、未来の自然環境を守り持続可能な社会をつくる一歩に繋がります。ぜひ、次世代のスタンダード「PFC FREE」をあなたのお手入れに取り入れてみてください。
「フッ素とのサヨナラ」をコロニルは宣言します。