ムートンブーツのお手入れ方法

冬に大活躍する「ムートンブーツ(シープスキン)」は、抜群の保温性とふかふかとした優しい肌触りが魅力。オーストラリアの牧場発祥のムートンブーツは、1930年代には極寒の上空で過ごすパイロットに、1960年代にはサーファー達の海から上がった時の保温に、ファッションアイテムとして人気を博す前からその機能性で重宝されていました。このように便利なムートンブーツですが、起毛はホコリや汚れが溜まりやすく、お手入れを怠ると毛が潰れてしまったり、汚れと乾燥でゴワつき風合いが損なわれます。
本記事では、ムートン特有の起毛感と柔軟性を長持ちさせるための、汚れ落としから防水・栄養補給までの基本ケア手順をステップごとに解説します。

ステップ1:馬毛ブラシで日常のホコリを払い落とす

ムートンのお手入れの基本は、毛足の奥に入り込んだホコリやチリを取り除くことです。着用後や本格的なお手入れの前に、適度なコシのある「馬毛ブラシ」で起毛の間に溜まったホコリを掻き出すようにしっかりとブラッシングします。縫い目やソールとアッパーの境目は、ホコリが溜まりやすいので丁寧に掻き出しましょう。このひと手間でホコリの定着を防ぎ、寝てしまった毛を起こして起毛感を保ちます。

ステップ2:ハードなゴムクリーナーで汚れを落とし、毛並みを起こす

ブラッシングで落ちない汚れには、起毛皮革専用のゴム製クリーナーを使用します。「ヌバックボックス」のハード面(ゴム製)で、汚れをゴムに移すように擦って落とします。次に、「ヌバックボックス」のソフト面(スポンジ製)で毛並みを立てるように整えます。起毛皮革には毛の生える向きがあるので、キャメル等薄い色のムートンは色が薄く見える方向に、ブラックなど濃い色のムートンは色が濃く見える方向に毛並みを整えます。

ステップ3:専用スプレーで防水効果と栄養を与え柔軟性を保つ

汚れを落とした後は、ムートン特有の柔らかさを保つための栄養補給と、水や汚れから守る防水ケアを行います。ムートンブーツには、専用のトリートメントオイルが配合された防水スプレー「ファッションブーツ」が最適です。

製品から20cmほど離して全体にまんべんなく(表面が軽く湿る程度に)2回スプレーすることで、防水・防汚効果を与えながら、ムートン本来のしなやかな柔軟性と風合いを維持します。完全に乾いた後、仕上げに馬毛ブラシでブラッシングをして毛並みを整えればお手入れは完了です。

防水スプレーは新品時からかけておき、水と汚れからガードする

ムートンブーツのような起毛皮革は、毛の間に汚れが入り込んで定着してしまうと落としにくいため、新品時から「ファッションブーツ」をスプレーして汚れを防いでおくと、万が一汚れが付いてしまっても落としやすく、その後のお手入れが楽になります。

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