代表的な素材の種類

アイテムを美しく長持ちさせるため、適切な手入れを行うには、まず始めに「アイテムがどんな素材でできているか」を把握することが重要です。素材を把握し、適切なケア用品と方法を選ぶことができれば、お手入れはもっと楽しく効果的になることでしょう。お手持ちのアイテムがどの素材に該当するか、ぜひ本ガイドでご確認ください。

スムースレザー

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表面がなめらか(スムース)な一般的な表革のことです。銀面と呼ばれる、動物の毛と表皮を取り除いたなめらかな面を表側に使用しており、ツルッとした質感が特徴です。なお、スムースレザーにシボや型押しを加工で加えた革は、本来はグレインレザー、シュリンクレザー等の呼び名がありますが、コロニルのお手入れ対象素材の区分においては、これらも全てスムースレザーとして扱っています。牛、馬、豚、羊等様々な動物種と多様な仕上げ方があり、これらによって傷のつきやすさ、シミの出来やすさ等には差があります。靴やバッグなど幅広い製品に使われ、クリームでの栄養補給などが一般的なお手入れ方法となります。

スウェード・ヌバック

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表面を毛羽立たせた革の総称を起毛皮革と呼びます。代表的なものにスウェード、ヌバック、ベロアがあります。革の表面(銀面)をヤスリで細かく短い毛足に毛羽立たせたものをヌバック、革の裏面(肉面)を毛羽立たせたものをスウェード、さらに毛足の長く粗いものをベロアと呼びます。※日本ではベロアは起毛した布を指すことが多いため注意が必要です。お手入れは、専用のゴムブラシなどで汚れを落とし、毛並みが寝ないよう起こして整えることが重要です。クリームが基本的に使えない点にも注意しましょう。

ヌメ革

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植物の渋(タンニン)成分を使ってなめされた、染色や塗装などの表面加工をほとんど施していない自然な風合いの表革です。無色がイメージされることが多いですが、染色されたものもあります。使い込むほどに味わい深い色ツヤに変化する経年変化(エイジング)が最大の魅力ですが、水分や油分が浸み込みやすく、水シミや日焼けによる変色が非常に起こりやすいため、使用前の保護をはじめとするケアが不可欠です。ケア用品によるシミを防ぐため、揮発性の高いスプレーや溶剤のクリーナーなどでお手入れを行うのがポイントです。

エナメル

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パテントレザーとも呼ばれ、皮革の表面をポリウレタン樹脂などでコーティングした、強いツヤ・光沢が特徴の革です。他の革と異なり、手入れは革そのものではなくコーティングに対して行います。ポリウレタン樹脂は性質上、湿気や水分による分解「加水分解」を起こしやすく水や汚れからの保護や湿度管理が重要です。また樹脂膜の劣化によるひび割れや印刷物の移染にも注意が必要です。

エキゾチックレザー

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牛馬など一般家畜以外の革を総称してエキゾチックレザーと呼びます。主に、ワニ革のクロコダイル、トカゲ革のリザード、ヘビ革のパイソンなどの爬虫類皮革や、これらに加え、ダチョウ革のオーストリッチや象革のエレファントなど、特殊な希少皮革も含まれます。タンナーによる仕上げ方の違いも多様なため、お手入れ前のテストが特に重要です。専用のスプレーを使ったお手入れを基本とします。

ムートン

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羊の毛皮または羊革のスウェードです。ムートンブーツの表側に使われるのは羊革のスウェードで、とても柔らかく細かい起毛を持ち、保温性に優れています。本来の柔軟性と風合いを維持するため、専用のトリートメントオイルを配合したケア用品でお手入れします。ムートンブーツ内側の毛皮面は、後述の「ハラコ・ファー」の扱いとなります。

ハラコ・ファー

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どちらも毛を残したままなめした皮革で、ハラコは誕生前や誕生直後の動物の毛皮で毛足の短さが特徴です。ファーはいわゆる毛皮で、動物種や個体差により、直毛から巻いた毛まで様々です。毛と地の革両方を専用のスプレーとコームやブラシでケアします。

ラバー

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弾力があり高分子の素材で、ゴムの樹液から取れるラテックスから作る天然ゴムと、天然ゴムの代替品として石油などを原料に作られた合成ゴムがあります。主にレインシューズや長靴、ブーツや靴の先端保護、あるいはスニーカーなど靴のソールの素材として使用されます。耐水性に優れていますが、ひび割れや白い粉を吹くブルーム現象など、ゴム特有の要注意点があります。

防水透湿素材

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水は通さない力(防水)と、内側の水蒸気を外へ逃がす通気性(透湿)を併せ持つ高機能素材です。ゴアテックスやシンパテックスなどが代表的です。アウトドアアイテムや高機能ビジネスシューズに採用され、防水性を持たせつつ内部のムレを防ぎ快適に保ちます。素材単体ではなく、革や化繊生地の表地の裏側や、裏地との間に挟んで使われます。ケアは表地の素材に合わせて行いますが、機能(通気性や透湿性)を生かすため、通気性を妨げないケア用品を選ぶことが大切です。

合成皮革

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フェイクレザーとも呼ばれ、革を模した人工素材です。芯となる布生地の表面を塩化ビニール(PVC)やポリウレタン(PU)などの合成樹脂でコーティングし、本革の質感に似せて仕上げています。お手入れするのは表面の樹脂部分で、本革とは性質が異なるため、栄養クリームなどは浸透しないことに注意が必要です。裏側が布地なので、裏地の付いていないものであれば、裏側か断面を見れば本革か合成皮革かを判別することができます。コーティングキャンバスもお手入れの方法は合成皮革と同様です。

テキスタイル

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キャンバス地、ナイロン、ウール、メッシュなどの布地素材の総称です。原材料別では綿、麻、ウールなど天然素材と、ナイロン、ポリエステルなど化学繊維、加工の仕方では織り、編みなど様々なバリエーションがあります。

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