コーティングキャンバスのバッグのお手入れ方法

コーティングキャンバスのバッグのお手入れ方法

ラグジュアリーブランドのバッグなどに多く採用されている、柄がプリントされたPVC(ポリ塩化ビニル)コーティングキャンバス素材。水や汚れに強く丈夫な反面、表面の細かな凹凸に汚れが入り込んだり、持ち手や縁取りに使われているレザー(ヌメ革など)部分が変色・劣化したりすることがあります。
本記事では、コーティングキャンバス素材の美しさを保ちつつ、デリケートなレザー部分の劣化を防ぐ、5ステップの丁寧なお手入れ手順を詳しく解説します。

ステップ1:馬毛ブラシで全体のホコリを払い落とす

まずは、バッグ表面や縫い目、金具の隙間に付着したホコリやチリを取り除きます。柔らかく弾力のある「馬毛ブラシ」を使って、バッグ全体を優しくブラッシングします。ホコリを放置すると、次に使うクリーナーの成分と混ざって黒ずみの原因になるため、丁寧に行いましょう。

ステップ2:泡クリーナーでキャンバス地の汚れを浮かせ落とす

コーティングキャンバス特有の細かな凹凸に入り込んだ汚れには、すすぎ不要の泡状クリーナー「レザーソープ」が活躍します。馬毛ブラシ(またはきれいなクロス)にレザーソープの泡を適量取り、キャンバス地の上で円を描くように優しく擦り、汚れをかき出します。その後、泡が乾く前にクロスでしっかりと拭き取ります。

ステップ3:レザー部分(持ち手・ヌメ革)の汚れ落としと栄養補給

持ち手やパイピングにヌメ革などの本革が使われている場合は、キャンバス地とは別のお手入れが必要です。シミになりやすいヌメ革部分の汚れ落としには、揮発性が高く水分の少ない「ライニガー」を使用します。クロスに吹き付けてから、優しく拭き取ってください。

汚れを落とした後のレザー部分には、乳化性クリーム「1909シュプリームクリームデラックス」を薄く塗り伸ばし、乾燥によるひび割れを防ぎつつ、栄養と自然なツヤを与えます。コーティングキャンバス部分にはクリームは浸透しないため、はみ出さないよう革の部分のみに塗布するのがポイントです。

ステップ4:防水スプレーで全体の汚れ予防とUV対策

全体のクリーニングと栄養補給が終わったら、新たな汚れの付着を防ぐために防水スプレーをかけます。革にも合皮にも使える素材に優しい「ウォーターストップ」を、バッグから20cmほど離して全体にまんべんなくスプレーします。ウォーターストップにはUVプロテクション成分も配合されているため、紫外線による色褪せ対策としても非常に有効です。

ステップ5:乾拭きで美しく仕上げる

防水スプレーが乾くまで数分待ち、最後にポリッシングクロス(または綺麗な布)で全体を丁寧に乾拭きして仕上げます。余分なクリームやスプレー成分を拭き取ることで、クリアな表情と美しいツヤが引き立ちます。

※素材の加工、本革の個体差によってはシミや色落ちが起こる場合があります。お手入れ用品は必ず目立たない箇所で試してから全体にお使いください。

※当サイト内に記載されている他社名および他社ブランドの製品名は、各社の商標または登録商標です。当サイトでご案内している他社製品向けのお手入れ方法は弊社独自の見解に基づくものであり、各メーカーの公式な推奨を示すものではありません。